ラボラトリーと原田精機株式会社、株式会社アドニクスと共同で開発した超小型衛星「KITSUNE」が国際宇宙ステーションからの輸送・放出事業を提供している三井物産エアロスペース株式会社の支援の下に、ISS(国際宇宙ステーション)より無事、放出されました。
「KITSUNE」は、国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出事業として初めての“ワイド6U※”サイズの衛星です。「きぼう」から放出された後、地球観測用のカメラによる分解能5メートルクラスの画像撮影や、C-band通信機による高速通信など複数の実証実験を実施する予定です。
※”1U”は一辺約10cmの立方体で、”ワイド6U”は各辺約10×20×30cmの直方体
ISSから放出の様子
今後、「KITSUNE」は通信の確立、搭載ミッションの実施を進めていきます。
KITSUNE衛星
KITSUNEは6ユニット (6U) のCubeSatで、ミッションは以下の6つです。
KITSUNE衛星の名前は、Kyutech standardized bus, Imaging Technology System, Utilization of Networking and Electron content measurements satellite (九州工業大学標準バス、画像技術システム、ネットワークング利用、全電子数計測の衛星) の略です。 この衛星は国際的な学術機関と日本の民間企業とのコラボレーションで開発された衛星であり、開発の中心として九州工業大学が主要な衛星開発およびシステム統合を担当しました。ラボラトリーは下記の内容で学術機関、民間企業と提携しています。
KITSUNEメンバー集合写真