佐賀県内の高校5校の生徒たちが開発したミッションを搭載した衛星「SaganSat0」の完成披露会が4月6日に九州工業大学・総合研究1号棟、2号棟で開催された。この衛星は佐賀県とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が連携する宇宙教育プログラム「ジャクサガ スクール」の一環で、搭載されたミッションは2021年に佐賀県立宇宙科学館で行われたコンテストで決まりました。開発プロジェクトに参加した佐賀県の5つの高校の生徒たちがこれを実現するために九州工業大学などが技術支援を行っておよそ3年をかけて完成させました。
SaganSat0衛星
今回のお披露目会では実際にミッションを考えた高校生は既に卒業しており、今後、運用を引き継ぐ後輩たちが衛星のフライトモデルを目にすることになりました。
衛星模型を使った説明
今回の披露会では衛星の製作過程の説明と共に高校生に実際に人工衛星の試験を行った設備を見てもらい知識を深めてもらいました。
集合写真
SaganSat0号機は今後、JAXAに引き渡しを行い、今夏頃に米スペースX社が打ち上げるロケットで国際宇宙ステーションに運んだ後、KIBOモジュールから地球低軌道に向けて放出される予定です。
SaganSatパネルと衛星模型