2007年度の出来事



第5回九州宇宙環境技術交流会

(2007.08.22)

第5回九州宇宙環境技術交流会が8月22日に開催され、工学部教育研究5号棟共用21講義室において、宇宙技術開発株式会社の浦山文隆氏を招いて、「宇宙でのコンタミネーション現象」と題した講演をしていただきました。

宇宙機からのアウトガスと、それに伴う汚染の問題は、宇宙機のミッション遂行に大きな影響を与えますが、宇宙開発の現場での実情を知る機会は極めて少ないのが現状です。

衛星ミッションが高度化するについれて宇宙機汚染の問題はより重要になりつつあります。また、近年、大学等で進められている小型衛星開発においても汚染に関する問題は避けて通ることができません。当日は、これらの問題について一貫して研究を行ってこられた浦山氏の講演に多くの聴衆が聞きいっていました。

第5回九州宇宙環境技術交流会

能代宇宙イベントで優勝

(2007.08.18~19)

8月18日(土)、19日(日)の2日間にわたり、秋田県能代市で開催された能代宇宙イベントのCansatフライバックコンペ部門で、センター所属の学生を中心とするチーム「武蔵」が、本学機械専攻所属学生を中心としたチーム「KINGS」と共に、見事同率優勝しました。

能代宇宙イベント(リンク:http://www.noshiro-space-event.org/)とは、秋田県能代市で毎年8月中旬に行われる日本最大規模の学生/社会人によるロケット打ち上げ、及び自律制御ロボットの競技会並びにデモ展示会です。Cansatとはジュース缶サイズに人工衛星機能を搭載した自律制御型のロボットで、フライバックコンペでは気球から落下されたCansatが目的地到達を競います。

今回の優勝は、サリー大学からの交換留学生を含む12名の学生達のチームプロジェクトによるもので、小型衛星開発で先行する並みいる強豪校を抑えての優勝は高く評価されるものです。

能代宇宙イベント1
能代宇宙イベント2

スーパーサイエンスハイスクール受入

(2007.08.02)

文部科学省では平成14年度から、科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、科学技術系の優れた人材を育成するための事業を展開しています。

7月17日に小倉高校で実施した事前学習に引き続いて、当日は「宇宙」をキーワードとして、小型衛星缶サット、プラズマ計測実験、衛星帯電試験等について体験学習と超高速衝突実験施設の見学を行いました。

 台風接近のために、2日間の予定を1日に短縮しましたが、センター所属学生の指導を受けながら、中身の濃い学習内容に熱心に取り組んでいました。

SSH体験学習1

SSH体験学習2

サリー大学Paul Smith 教授見学

(2007.07.05)

サリー大学の複合材料工学科学科長のPaul Smith教授(写真左から2人目)が本学を訪問されました。
総合研究棟4階のセンターと超高速衝突実験施設の見学を行うと共に、九工大・サリー大学間の教育・研究連携についての話し合いを行いました。

サリー大学Paul Smith 教授見学

内閣府審議官が本学を視察

(2007.06.27)

内閣府谷重男審議官(科学技術政策担当)が、6月27日(水)に本学戸畑キャンパスを視察しました。
まずは、宇宙環境技術センターを訪れ、趙孟佑センター長より、宇宙プラズマ環境を模擬した、人工衛星の帯電・放電への耐性を検証する地上試験装置などについて説明を受けました。ひきつづき超高速衝突実験室において、宇宙で飛翔する微小隕石や使われなくなったロケットや衛星の破片(いわゆる宇宙ゴミ)による超高速衝突現象の研究について、赤星保浩教授より説明を受けました。
谷審議官は、どちらの施設においても熱心に質問をされ、本学の最新の研究に高い関心を示されました。

趙センター長の説明

趙センター長の説明


第2回 衛星搭載太陽電池アレイ帯電・放電試験方法国際標準化ワークショップ開催

(2007.06.22)

 2006年11月に北九州市で行なわれた会議に続き、第2回衛星搭載太陽電池アレイ帯電・放電試験方法国際標準化ワークショップがフランスで開催されました。
日本,フランス,アメリカ,中国から約40人の専門家が参加し,積極的な議論がなされました。

集合写真

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