2010年11月6日に北九州市立いのちのたび博物館において、まつり企業祭八幡2010の記念事業として宇宙シンポジウム「宇宙 無限の可能性をめざして」が開催され、パネリストとして趙先生が参加され、「宇宙に耐えうるモノ作り」のテーマで講演を行いました。
北九州市及び日本でのロケットの打ち上げ拠点となっている鹿児島県南種子町の主催で開催された宇宙シンポジムですが、近年の金星探査衛星「あかつき」の打ち上げ成功や「はやぶさ」の7年ぶりの歴史的な帰還、また国際宇宙ステーションでの貢献など宇宙への関心が非常に高まっている中での開催ということもあり、会場はほぼ満席状態でした。
北橋市長の挨拶
参加パネリスト
2010年11月2日に九州工業大学戸畑キャンパスC-2A抗議室において、第11回九州宇宙環境技術交流会が開催されました。
今回は先端技術と基礎科学「はやぶさプロジェクトと宇宙」の講座との同時開催となっており、学内及び学外の企業や大学からの多数の御参加を頂きました。
講演では東京理科大の木村先生と鹿児島大の西尾先生を招いて、木村先生にはUNITEC-1衛星について、西尾先生にはKSAT衛星について衛星の開発の過程や運用での苦労話等の内容で講演を頂きました。
東京理科大・木村先生講演
鹿児島大・西尾先生講演
2010年9月20~24日にアメリカ、ニューメキシコ州アルバカーキで開催された国際会議「第11回 Spacecraft Charging Technology Conference」において、本学 工学部の教員、学生と共同研究者が、Best Paper of Sessionを2件、受賞しました。
会議名:第11回Spacecraft Charging Technology Conference
受賞名:Best Paper of Session
開催日:2010年10月1日
場 所:米国ニューメキシコ州アルバカーキ
受賞1件目
to T.Okumura/M.Iwaizumi/K.Nitta/M.Takahashi/T.Suzuki/K.Toyoda
for Propagation Area and Speed of Flashover Discharge on Large Solar Array Panels in a Simulated Space Plasma Enviroment
受賞2件目
to A.R.Khan/T.Sumida/M.Iwata/K.Toyoda/M.Cho/T.Fujita
for Environment Exposure Tests of Electron Emitting Film for Spacecraft Charging Mitigation(ELF's CHARM)
9月29日~10月1日に西日本総合展示場で開かれた九州・国際テクノフェアに出展しました。三日間の総入場者数は16,100人でした。(主催者発表)
このたび、九州工業大学では、国際連合宇宙部と共同で、「超小型衛星技術に関する博士課程留学生の受入事業」を、我が国で初めて実施することとなりましたのでお知らせいたします。
これは、発展途上国等、人工衛星未打上国等の学生を本学に受け入れ、超小型衛星(50cm・50kg以下の小型衛星)に関する技術を提供する事業で、最大で1学年2人(年間最大6人)の博士後期課程の大学院生を受け入れるものです。
この国連との共同事業は、世界的にはイタリア・トリノ工科大学等のみが現在行っており、我が国では初の試みです。
詳細につきましては、別紙をご覧ください。
テレビ西日本のTV撮影が行われました。番組名は、『ハチナビプラス ギュギュっと』(テレビ西日本)で パタパタママの木下さんがリポートを行なっています。
Dr. Werner Baloghを九工大に招いての「国連と宇宙(The United Nations and Outer Space)」特別講演が行われました。
講師略歴:1997年に国連宇宙部に入り、1999年の第3回宇宙平和利用国連会議の開催に関わる。
その後、欧州気象衛星機関(EUMETSAT)、オーストリア宇宙庁を経て、2006年から再度国連宇宙部に勤務。
工学博士(ウィーン工科大学)、修士(国際宇宙大学、Fletcher School of Law and Diplomacy)
本センターが2005年から取り組んでいました衛星搭載太陽電池パネルの帯電放 電試験方法の国際標準、ISO-11221 ”Space systems -- Space solar panels -- Spacecraft charging induced electrostatic discharge test methods”が5月21日締め切りの最終投票にて承認されました。
これにより国際標準化機構(International Standard Organization)の正式な国際規格として成立することとなりました。
この規格は、本センターの趙教授がプロジェクトリーダとなり、豊田准教授等と共に制定を推進した"Made in 九工大" の国際標準規格です。
既に本センターでは、本規格に準拠した試験を日本、中国、インド、アメリカの衛星搭載太陽電池パネルに対して実施しており、その普及に努力しています。
本規格の成立にあたり多大なるご支援をいただきました関係諸機関に、深く感謝いたします。
日本経済新聞に「超小型衛星の試験拠点」の記事で掲載されました
2010.05.22 日本経済新聞