11月17日から2日間の日程で「日本航空宇宙学会細部支部講演会」が開催され、本学から多数の学生が参加しました。その中で、先端機能システム工学専攻修士1年・趙研究室の岡田和也君と、松本直希君が「優秀学生講演賞」を受賞しました。
受賞テーマ
岡田和也:「高電圧技術実証衛星「鳳龍弐号」の電源システム系の評価試験」
松本直希:「衛星帯電防止用受動型電子エミッタの軌道上実証実験用回路の開発」
岡田和也君
松本直希君
10月3日に南アフリカのケープタウンにて開催された国際宇宙航行連盟(International Astronautical Federation, IAF)の総会において、本学の加盟が認められました。
IAFは、パリに本部を置く世界的非政府組織で、1951年に創設されました。現在は、国際宇宙航行アカデミー、国際宇宙法学会と共同して年に1度、世界最大の宇宙関連学会、国際宇宙大会(International Astronautical Congress, IAC)を開催しています。IAFは、宇宙に関するあらゆる側面を取り扱う唯一の国際的連合体で、NASAやJAXAを始めとする世界中の主要な宇宙機関、宇宙企業、学会、協会、研究機関が加盟しており、今回、本学は日本の大学としては初めて加盟を認められました。
今後、本学の宇宙関連の教育・研究に関する国際的ネットワークを発展させて行く上で、IAFを通じた世界的ネットワークは大いに役立つと思われます。
IAFに関する詳細はこちら http://www.iafastro.org
この件に関する問合せは宇宙環境技術ラボラトリーまで
毎年恒例となっている、福岡県立小倉高等学校スーパーサイエンスハイスクールの体験学習を受け入れました。
文部科学省では平成14年度から、科学技術・理科、数学教育を重点的に行う高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール」として指定し、科学技術系の優れた人材を育成するための事業を展開しています。
今年度は、大学でも衛星開発が行われていることを身近に感じてもらうことを目的とし、超小型衛星開発プロジェクト「鳳龍2号」の学生プロジェクトマネージャーの学生と研究員の2人で7月12日に小倉高校に出向き、事前学習を実施しました。また、実習テーマとしては、鳳龍2号に実際に搭載する温度センサを用いて宇宙環境試験装置で作り出す宇宙環境の温度測定を実施しました。8月2日の実習当日は、1日間と短いにもかかわらず、本学の学生と高校生が協力して電子回路製作および実験を行い予定通りに終えることができました。
体験実習1
体験実習2
平成23年6月22日付けで、JAXA(宇宙航空研究開発機構)より、超高速インターネット衛星「きずな」において高性能かつ高品質な衛星システム及び地上システムの開発に貢献されましたとの旨で感謝状を授与しました。
「きずな」は打ち上げ後3年にわたり世界最高速の衛星通信性能を発揮しており、その「きずな」の開発に際し多大なる貢献をされたという事での受賞になります。
感謝状授与
感謝状
平成23年年6月5日(日)~12日(日)に沖縄で開催された国際学会 "The 28th International Symposium on Space Technology and Science"において研究室の野田龍太君が、Modi Memorial Jana-Jayant賞を受賞し、記念の盾が届きました。
Modi賞は長きに渡ってISTSの学生セッションに貢献していただいたカナダの British Columbia大学 故Prof. V.J. Modi が存命中に、学生の育成奨励のために設立された名誉ある賞です。
楯を手にする野田君
琉球ガラスで作られた記念の楯
平成23年5月30日(月)、戸畑キャンパス記念講堂において、第48回嘉村記念賞授与式及び受賞記念講演会が行われ、趙ラボラトリー施設長が受賞、及び記念講演を行いました。
嘉村記念賞は、明治専門学校出身の第2代学長 嘉村平八先生の顕彰事業として設置されたものであり、本学関係者で、科学技術上の業績が顕著な方、又は、産業社会・学術文化の発展に多大な貢献があった方を顕彰するものです。
嘉村賞授与式
記念講演の様子