鳳龍四号開発チームのインタビューがfabcrossサイトにて掲載されています。
タイトル:世界中の誰もが人工衛星を作れる時代へ―多国籍学生チームで開発した「鳳龍四号」
世界中の誰もが人工衛星を作れる時代へ―多国籍学生チームで開発した「鳳龍四号」-- fabcross
取材時の集合写真
取材風景
ASTRO-Hの相乗り衛星としてH-2Aに搭載が決まっていた鳳龍四号ですが、2016年2月17日午後17時45分にH-2Aロケットの打ち上げが無事成功し、正常に分離されました。
打上げの際には中村百周年記念館でパブリックビューイングを行い、大勢の方に来て頂きました。
打ち上げ・衛星分離時の模様はJAXAのウェブサイトで見ることが出来ます。
X線天文衛星「ASTRO-H」 / H-IIAロケット30号機 打ち上げライブ中継・ファンファンJAXA
衛星の信号受信も初回の19時27分にコールサインの受信に成功し、2回目の21時8分の受信では衛星の状態が判る信号取得にも成功しました。
今後、鳳龍四号は2年間をかけて衛星の運用・実験を行っていく予定です。実験の成果については鳳龍四号ウェブサイトにて、随時情報発信を行っていきます。
パブリックビューイング風景
衛星電波受信風景
コールサイン受信後のメンバー
JAXA(宇宙航空研究開発機構)が行った革新的衛星技術実証プログラム1号機のテーマ公募に、九州工業大学がシンガポール・南洋理工大学、台湾・国立成功大学と共同開発・運用を行うAOBA-VELOX-Ⅳが選定されました。
AOBA-VELOX-Ⅳは10cm×10cm×20cm、重さ3kgのキューブサットです。
平成29年度にJAXAのイプシロンロケットに搭載されて打ち上げられる予定で、今後は、打ち上げに向けて設計・開発・製作を進めていきます。
「ルーナーホライゾングロー撮影を目指した、パルスプラズマスラスタによるCubeSatの姿勢・軌道制御と超高層大気撮像好感度カメラの実証」
1)パルスプラズマスラスタ(PPT)によるモーメンタムダンピング
2)PPTによる軌道制御
3)高感度カメラでの地球縁の超高層大気発光現象撮影等
「革新的衛星技術実証1号機のテーマ公募」選定結果についてJAXAウェブサイト
AOBA-VELOX-Ⅳ・衛星外観図
平成28年1月6日に九州工業大学とガーナ・ANUC(All Nations University College)が2つの協定を結びました。
1つはCRA (Cooperative Research Agreement) で、これによって宇宙環境技術ラボラトリーが進めているBirdsProjectに正式に参加することになりました。もう1つはMoU (Memorandum of Understanding)で学生教育の協定書になります。
調印式の様子
協定書、契約書への調印を終えて、握手を交わすANUC・Donkor学長(左)、松永学長(中央)、水垣工学府長(右)
平成28年1月5日にH-2Aで打ち上げが予定されている鳳龍四号の完成披露・記者会見を行いました。
鳳龍四号は平成25年5月に打ち上げられた鳳龍弐号の後継機で、2月12日にASTRO-Hの相乗り衛星として打ち上げられる予定です。
記者会見当日は報道機関9社にお越し頂きました。
記者会見当日はフライトモデルのお披露目もかねて報道機関に衛星の公開を行いました。
記者会見の様子1
鳳龍四号の模型
記者会見の様子2
鳳龍四号FM(フライトモデル)
平成27年11月16日~18日に北九州国際会議場・国際会議室にて第12回宇宙環境シンポジウムをJAXAと共催で開催しました。
今回のシンポジウムは宇宙環境技術ラボラトリー設立10周年のイベントとしても開催されており、初日の基調講演では海外から4名を招待して、海外の衛星開発を取り巻く環境をそれぞれの立場・視線から講演して頂きました。
また、2日目には宇宙環境技術ラボラトリーの今までの歩みとして、帯電・放電、宇宙材料、超高速衝突、超小型衛星環境試験について、担当の先生方にこれまでの実績、及び今後の目標等の講演を行いました。
その後は、宇宙環境のテーマに沿って、
のテーマで発表が行われ、3日間で、国内・海外を含め、延べ約200名の参加があり、有意義なシンポジウムとなりました。
基調講演
宇宙環境技術ラボラトリーの今までの歩み
会場風景
集合写真
平成27年10月12日から16日までエルサレム(イスラエル)で開催された66th International Astronautical Congress (2015 IAC)において、趙教授が Global Networking Forum (GNF) panel discussion に参加しました。
Monday, 12 October 2015; 16:30 - 17:15.
Venue: "Small Dulzin Hall"
Title of panel discussion:
"NanoSat's Success: Innovative lessons for the entire Space Community"
Over the past 15 years, nano-satellites have gone from a University curiosity, to highly capable systems with revolutionary potential.
Standardization of launch interfaces and growing launch capacity has spurred development of affordable components and subsystems leveraging rapid advances in the commercial electronics industry.
Due to high volume, high yield production, these commercial parts have a proven record in low earth orbit of functioning reliably with smart system-level design principals. For years, the nano-satellite community has borrowed and tailored processes from the traditional aerospace industry.
However, recent demonstrations of nano-satellite missions, and the approaches used to develop those spacecraft, have shown dramatic reductions in costs and schedules. This achievement is the result of comprehensive questioning of the traditional approaches relating to parts selection, sub-system and system designs, management approach, risk posture and risk reduction, mission assurance, environmental testing, and satellite operations. The affordability of nano-satellites is allowing for organizations to experiment with different approaches to these challenges in a way this historically risk averse industry never could.
The industry as a whole stands to benefit from this experimentation, where large programs may adopt technology and processes originally vetted and proven out by the nano-satellite community.
Mengu Cho Professor, Department of Applied Science for Integrated System Engineering Director, Laboratory of Spacecraft Environment Interaction Engineering Kyushu Institute of Technology, Japan.
David Korsmeyer, Director of Engineering, NASA Ames United States.
Giorgio Saccoccia Head of Propulsion and Aerothermodynamics Division, European Space Agency.
Marco Villa President and COO, Tyvak Nan-Satellite Systems Inc. United States.
平成27年10月12日から16日までエルサレム(イスラエル)で開催された66th International Astronautical Congress (IAC2015)において、Best Interactive Presentation Awardを受賞しました。
発表題目:Deorbit system based on Vacuum Arc Thruster for micro satellite
受賞者 :Kateryna Aheieva (工学府 電気電子工学専攻 博士後期課 程3年)
指導教員: 豊田和弘 准教授(大学院工学研究院 電気電子工学研究系)
IAF Newsletter(2015冬)5ページにKaterynaさんの受賞記事が掲載されています。
表彰状
受賞者 :Kateryna Aheieva
2015年8月28~29日に北九州市西日本総合展示場新館で開催された北九州ゆめみらいワーク2015に九州工業大学の研究室紹介で出展を行いました。
テーマは「宇宙に耐えるモノ作りと超小型衛星」で今までの研究実績や、現在進行中のプロジェクト紹介を行いました。展示・説明には高校生を中心とした方たちが訪れて頂き、研究内容に興味をもって頂きました。
2015年7月13日にAOBA-VELOX-Ⅲの打ち上げに関しての記者会見を行いました。 AOBA-VELOX-Ⅲは九工大学部生を中心として、NTU(Nanyang Technological University)と共同開発を行っている超小型衛星になります。
AOBA-VELOX-Ⅲは弐号のバスシステム部分を継承し、PPT(Pulsed Plasma Thruster)実証実験、衛星内無線通信実験、マイコン放射線耐久実験のミッションに挑みます。共同開発の内容としては、PPT実証実験部分をNTU、その他のミッション及び衛星バスシステムを九工大が担当する形で進められています。打上げ・放出時期は平成28年度を予定しています。
記者会見の様子は毎日新聞、朝日新聞、西日本新聞、日経新聞、読売新聞、産経新聞に掲載されたほか、九州地方局のニュースでも放映されました。
記者会見風景
AOBA-VELOX-Ⅲ(模型)
2015年7月4日~8日に開催された第30回ISTS国際宇宙展示会に出展を行いました。
展示会の様子はきらら@EXPOのサイトでも紹介されています。
きらら@EXPO・九州工業大学超小型衛星試験センター紹介ページ
一般財団法人九州産業技術センターが発行している「KITEC INFORMATION」に連載されている「私の研究室」で、研究テーマ「宇宙に耐えうるものづくり」のタイトルで趙先生の寄稿が掲載されています
九州産業技術センターのホームページからダウンロードが可能です。
KITEC INFORMATION No.274 2015 SPRING