2017年度の出来事

宇宙開発利用大賞・外務大臣賞を受賞

(2018.3.22)

本学で実施してきた「国際連合と連携した宇宙能力構築のための留学生事業」が、平成29年度第3回 宇宙開発利用大賞の外務大臣賞を受賞しました。

宇宙開発利用大賞とは、宇宙開発利用の推進において大きな成果を収める、先導的な取り組みを行う等、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例を表彰するもので平成25年度、平成27年度に続き今回で3回目となります。

本学では、途上国・新興国の宇宙能力構築のニーズに応えるため、国連宇宙部と連携して、大学院宇宙工学国際コース(SEIC)を設置し、持続可能な宇宙プログラムをゼロから立ち上げられる人材を育成し、宇宙空間の平和利用の推進・拡大に貢献することを目指し、過去5年間で26カ国71名の留学生を受け入れてきました。

今回の受賞では、国連宇宙部と連携し、国際的に宇宙分野での人材育成に貢献した点が評価され、宇宙技術が国際貢献の一つの重要なツールと認められたことの意義の大きさなどが受賞のポイントとなり、本学としては、平成25年度の第一回宇宙開発利用大賞「経済産業大臣賞」に続き、2回目の受賞となります。

外務大臣賞受賞事例概要

国際連合と連携した宇宙能力構築のための留学生事業

表彰状

外務大臣賞・表彰状

展示風景

展示風景


BIRDS2プロジェクトの衛星完成披露会の記者会見をおこないました

(2018.2.26)

マレーシア、フィリピン、ブータン各国と共同で2018年に国際宇宙ステーションから3機、同時に放出を目指している衛星開発プロジェクト(BIRDS2 Satellite Project)の衛星フライトモデルが完成しましたので、報道関係者の方々を対象に完成披露会を開催しました。

当日はTV局、新聞社各社にお越し頂き、BIRDS2衛星3基の完成報告と衛星の7つのミッションについての説明を行いました。また、実際に完成した衛星3基の公開を行いました。今後、この3基の衛星は3月後半~4月をめどにJAXAに引き渡しを行い、国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれたのちに、日本の実験棟「きぼう」より放出される予定です。

会見後のグループフォト

会見後のグループフォト

BIRDS2衛星・フライトモデル

公開したBIRDS2衛星・フライトモデル


International Workshop on Lean Satellite - 2018 が開催

(2018.1.25)

International Workshop on Lean Satellite - 2018 が2018年1月22日~24日のスケジュールで北九州国際会議場にて開催されました。

IWLS-2018においては24ヵ国から102名の参加者を得て、開催を行いました。2017年7月15日にISO-19683 “Space Systems - Design Qualification and Acceptance Tests of Small Spacecraft and Units” が国際標準化機構(International Organization for Standardization)の正式な国際規格として成立して初めてのワークショップ開催になり、ISO-19683成立を受けて、その後の研究ターゲットとして"Lean Satellite”の概念を進化させるべく、各国からの研究成果のプレゼンテーション26件と2回のパネルディスカッションを行いました。

グループフォト

グループフォト

会議風景

会議風景1

会議風景2

「超小型衛星技術に関する留学生受入事業」シンポジウムを開催

(2017.12.4)

2017年12月4日に九州工業大学百周年中村記念館2階多目的ホールにおいて「超小型衛星技術に関する留学生受入事業(PNST)」シンポジウムを開催しました。

九州工業大学では、世界的に高まる超小型衛星を用いた衛星開発能力構築(Capacity Building)のための人材育成への需要に応えるために、2011年度に国連宇宙部(UNOOSA)と共同で非宇宙先進国からの留学生を博士後期課程学生として受け入れる事業を開始しましており今回、2017年度入学分をもって国費留学生優先配置プログラムの1期目が終了するのに合わせて、これまでの活動を総括するシンポジウムを開催した次第です。

同事業はDoctorate on Nanosatellite Technologies (DNST)として始まりましたが、2013年度からは文部科学省の国費留学生優先配置プログラムに採択され、Post-graduate study on Nanosatellite Technologies (PNST)に名称を変更しました。またそれに合わせて、九州工業大学に宇宙工学国際コース(Space Engineering International Course: SEIC)を設置しています。

シンポジウムの挨拶として尾家学長、文部科学省の泉氏にご挨拶を頂き、次に、趙教授からPNSTについての経過報告がありました。

尾家学長の挨拶

尾家学長の挨拶

文部科学省 泉氏の挨拶

文部科学省 泉氏の挨拶

趙教授からの経過報告

趙教授からの経過報告

その後、基調講演として、国連宇宙部 Luc氏、内閣府宇宙開発戦略推進事務局 行松氏、宇宙航空研究開発機構 若田氏に講演を行って頂きました。また、PNSTの卒業生代表としてエジプト宇宙機関のMohamed Yahia氏に修了生の報告としてメッセージを頂きました。

国連宇宙部 Luc氏講演

国連宇宙部 Luc氏講演

内閣府宇宙開発戦略推進事務局 行松氏講演

内閣府宇宙開発戦略推進事務局 行松氏講演

宇宙航空研究開発機構 若田氏講演

宇宙航空研究開発機構 若田氏講演

エジプト宇宙機関 Mohamed Yahia氏修了生の報告

エジプト宇宙機関 Mohamed Yahia氏修了生の報告

最後はパネルディスカッションで基調講演の3名とPNST卒業生のモンゴル国立大学 Erdenebaatar氏、コスタリカ大学 Mariela氏から既存の学生たちに向けてのメッセージを頂きました。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

参加者集合写真

参加者集合写真

シンポジウムの参加者は総勢151名に上り盛況のうちに終わることが出来ました。御協力頂きました関係者の方に感謝申し上げます。


BIRDS Projectが「DIVERSITY AWARD 2017」を受賞

(2017.10.12)

BIRDS Projectが取り組んできた衛星開発の取り組みがAirbus主催の「DIVERSITY AWARD 2017」の最終候補の3つのうちの1つに選ばれており、10月11日にカナダのナイアガラフォールズで開催されたGlobal Engineering Deans Council (GEDC)年度総会にて最終候補者として招待されました。

この最終選考会にて、プロジェクトの取り組みをプレゼン後、2017年のAirbus Diversity Awardを受賞しました。

受賞にあたり、多大なるご支援をいただきました関係諸機関様に、深く感謝いたします。

授賞式の様子

授賞式の様子

BIRDS Project メンバー

BIRDS Project メンバー


趙教授がプロジェクトリーダーの国際標準規格ISO-19683が成立

(2017.8.1)

宇宙環境技術ラボラトリーが2011年度から取り組んできました超小型衛星試験規格、ISO-19683 “Space systems Design Qualification and Acceptance Tests of Small Spacecraft and Units”が、2017年7月15日締め切りの最終投票にて承認され、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の正式な国際規格として成立することとなりました。

規格制定には、ラボラトリーの趙教授がプロジェクトリーダーとなり、本学超小型衛星試験センターのメンバーをはじめとする世界中の超小型衛星の専門家による国際チームを組んであたりました。本規格は、超小型衛星の信頼性向上に大きく貢献することが期待されています。

本規格の成立にあたり多大なるご支援をいただきました関係諸機関様に、深く感謝いたします。

規格原案作成のために行われた実験の様子

規格原案作成のために行われた実験の様子

超小型衛星国際標準化ワークショップ参加者(於九州工業大学 2014年)

超小型衛星国際標準化ワークショップ参加者
(於九州工業大学 2014年)


大学ホームページにも記事を掲載しています。

日本語版記事

本学教員がプロジェクトリーダーを務めるチームが、国際標準規格ISO-19683を成立しました!

英語版版記事

The team led by a Kyutech professor established ISO-19683!


BIRDSプロジェクトの5基の衛星が無事、軌道投入に成功

(2017.7.8)

宇宙環境技術ラボラトリーがアジア、アフリカ各国と共同で取り組んできましたBIRDS Satillite Projectですが2017年7月7日(金)17:50に日本、ガーナ、モンゴルの衛星、18:20にバングラデシュ、ナイジェリアの衛星が公債宇宙ステーションからの放出に成功し、無事軌道に投入されました。

当日は中村100年記念館を使用してパブリックビューイングを行い、JAXA経由で各国との中継を繋げ、衛星放出を見守りました。

当衛星を開発・製作するにあたり、多大なるご支援をいただきました関係諸機関様に、深く感謝いたします。

パブリックビューイングの様子1

パブリックビューイングの様子2

パブリックビューイングの様子

「きぼう」からの超小型衛星放出ライブ中継 Small satellites deployment from "Kibo"

大学ホームページにも記事を掲載しています。

BIRDS Satellite Project 国際宇宙ステーションからの衛星放出成功


豊田准教授がプロジェクトリーダーの国際標準規格ISO-19923が成立

(2017.5.10)

宇宙環境技術ラボラトリーが平成24年度から取り組んできました宇宙機帯電の最悪プラズマ環境の国際標準、ISO-19923 “Space environment (natural and artificial) -- Plasma environments for generation of worst case electrical potential differences for spacecraft” が、平成29年5月1日締め切りの最終投票にて承認され、国際標準化機構(International Standard Organization)の正式な国際規格として成立することとなりました。

規格制定には、同ラボラトリーの豊田准教授がプロジェクトリーダーとなり、趙教授をはじめとし、アメリカ、ロシア、中国の帯電放電の専門家による国際チームを組んであたりました。これにより、より安全な人工衛星の設計に貢献することが期待されます。

本規格の成立にあたり多大なるご支援をいただきました関係諸機関様に、深く感謝いたします。

規格中で用いられた宇宙機帯電解析例

規格中で用いられた宇宙機帯電解析例

規格策定会議参加者

規格策定会議参加者

大学ホームページにも記事を掲載しています。

日本語版記事

本学教員がプロジェクトリーダーの国際標準規格ISO-19923が成立しました!

英語版版記事

An associate professor of Kyutech established ISO-19923 as the project leader!


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