OPERA Projectに関する研究紹介

SPATIUM-Ⅱミッション(軌道上での概念実証)

九州工業大学では、2021年のISS放出を目指した6UのCubeSat(KITSUNE)を開発しています。KITUNEのミッションの一つ(SPATIUM-II)では、地上から450MHzのUHF信号を送り、衛星搭載のSDRとコンピュータ(Raspberry Pi)にて到達時間遅れを算出します。SPATIUM-IIの目的は、到達時間遅れからの衛星と地上局間の電子密度の積分値の導出であるが、本提案の測距信号のオンボード処理と同じ技術を必要とします。軌道上にて、測距信号の時間遅れを100nsの精度で検知できることを実証します。

KITSUNE衛星のフライトモデルとSPAITUM-IIミッションペイロード SPATIUM-IIのフライトモデル

AOBA VELOX-4

AV4(AOBA VELOX-4)は九州工業大学とシンガポールのNTU(Nanyang Technological University)が共同で開発した2Uのキューブサットです。その目的は、ルーナーホライゾングロー(LHG)を観察するキューブサットに必要な技術を地球軌道で実証することです。実証する技術は、超小型PPT(Pulse Plasma Thruster)を用いた姿勢制御技術と、高感度カメラの動作確認の実証になります。

AV4のフライトモデル 地上の真空チャンバで行なったPPTの動作確認

AV4は2019年1月18日、JAXAのEpsilon-4ロケットで無事打ち上げられた。初期運用により、高感度カメラによる画像取得を確認しました。

AV4から取得した地球の画像

軌道決定システム

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